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【smms談話室】リモートワークって実際どう?②『くらしと仕事を両立させるための選択肢へ。生活面でのメリット』

群馬県のリモートワーク導入率は11.3%(2021/3 群馬県「群馬県テレワーク実態調査結果について」より)、都道府県別では全国22位(2021/1 上毛新聞より)と、決して高いとはいえないデータも発表されていますが、その中でもスマイルミッションでは2020年10月からと比較的早い段階でリモートワーク制度を本格導入し、現在ではおよそ8割の社員がリモートワークで勤務。県外在住の社員も多く在籍しています。

リモートワーク3年目を迎えたスマイルミッションですが、実際のところ社員は、その働きかたについてをどう感じているのでしょうか?

今回は、スマイルミッションのデザイナー“レイ”と前回に引き続き“ぎぶそん”の二人に、リモートワークの「メリット」の側面にフォーカスした本音トークを展開してもらいました!

 

ぎぶそん:今回は、リモートワークって実際どう?「メリット編」ということでございますが、今日はレイさんと、そして前回に引き続き僕ぎぶそんによる座談会をお送りします。

レイ:メリット、良かった点ですね。

ぎぶそん:前回は在宅勤務するうえでの悩みとか、それについての克服法などなど、どちらかと言うとデメリットに寄ったトーク内容となりましたので、今回は「良かった点!」でいきましょうと。うん。メリット。どうですか?レイさんは実際メリットの方が多かったですか?

レイ:生活面では、主婦の私としましては…洗濯物をとりこめるっていうのが結構助かっています!ベランダから「ばーっ」って取り込むだけのことなんですが、そのちょっとしたことが仕事と平行してできるというのは、すごく助かるんですよ。

ぎぶそん:最近、なんだかおかしな天気ばっかだもんね…。超快晴だったのに突如として嵐みたいな土砂降りが降ってきたり。

レイ:そうそう!出勤していた頃は、夕方急に大雨が降ってきて「あぁ、洗濯物が…」てなってたんですけど…。

ぎぶそん:空から「ゴロゴロ~」なんて音が聞こえてきたら気が気じゃないですよね。で、「ざーっ」て降ってきたら、モチベーションがっくしみたいな。「あぁ台無し…」って感じで。

レイ:「はぁ…(溜息)」みたいな(笑)。だから、出勤の仕事をしていた時は洗濯物がすごい溜まってました。
あ、あと、冬!雪の時に出勤しないで仕事ができるのは、本当いいです!

ぎぶそん:それはすごい分かります。東京もなんだかんだ言って毎年のようにドカッて雪が降るんだけど、その度交通網がパニックになっちゃうから…。仕事を遂行するというか、「これは果たして職場に辿り着けるのだろうか?そして、帰れるのだろうか?」という事がその日のミッションになっちゃう感じで。

レイ:天候に左右されないで仕事ができるというのは、結構大きいですよ。だから、平日はあんまり真剣に天気予報を見ていないかもしれないです。

ぎぶそん:そうだ、以前、電車で4、50分くらいのところの勤務地に通っていたことがあったんですけど、ある時、前夜に大きな台風が上陸したって日があって。朝になったらその台風はもう遠くに行っちゃって晴れていたから、普段通りに家を出たんだけど、最寄り駅にこれまで見たことのない規模のすごい行列ができていて。あれ、数千人はいたんじゃないかなぁ…。前夜の台風で交通網がメチャクチャになってて、電車が全然動けない状態だったみたいで。
で、結局職場に着くまで6~7時間かかったことがありましたよ(笑)。

レイ:え~っ!もう、勤務時間終わっちゃう!

ぎぶそん:そうそう。着いたのがもう夕方前なの。僕だけじゃなくて、ほとんどの人がマトモに出勤できなかったから、会社としてはその日は実質休業に近い感じになっちゃったってことがありました。

 

 

レイ:あっ!あと、メリットとして大きいのが、クーラー!
この時期(対談当時は夏真っ只中)、会社のクーラーってすごい効いてたりするじゃないですか?人によって体感は違うかもしれないですけど、すっごい寒いんですよ!
リモートワークなら自分の家なので、クーラーの温度を自分好みで自由に設定できる。これもすごい大きいんですよ。

ぎぶそん:確かに。基本、オフィスってエアコンが効いてるイメージありますよね。デスクの場所にもよったりもするのかな?
エアコン付近の人から「寒い!」って注文があって温度上げたら、今度は陽の当たる窓側の人や外出の多い営業さんからは「暑い!」って注文がきたり。僕は暖房の風が苦手でした。ただでさえ目を酷使している仕事なのに、そのガビガビの瞳に追い打ちを掛けるかのように乾燥した温風を常時当てることになるので、キツかったなぁ…。

レイ:在宅勤務であれば自分にあった適温に設定したとしても、誰かに迷惑をかけてしまうということはないですしね。
真夏なのにひざ掛けとか毛布を着て、本当に震えながら仕事をしていました。

ぎぶそん:いわゆる「クーラー病」と言われてるやつですよね。悩んでいる方は多いんじゃないですかね?アクリル板で風の仕切りを作ったり、デスクの移動をしたり、あまり抜本的とは言い難い方法で対策した経験ありますよ。お客様の来客や外回りのメンバーのことを考えると仕方ない部分はあるかもしれないですが、環境としては働きづらい環境ですよね。場合によっては「働きづらい」どころの問題ではなくて「働けない」ってケースもあると思いますし。

レイ:結構あるあるかもですけど、エアコンって絶妙に丁度の温度設定にならなくないですか?ちょっと暑いかな?と思って1℃下げたら激寒!みたいな。

ぎぶそん:わかる!(笑)それ、家でもある。家庭用のエアコンならば、最近.5℃刻みで設定できる機種も結構ありますよね。だけど、オフィスにあるような業務用のやつってどうなんだろう?でも、毎日凍えながら働いて、果たしてそれで良い結果が出るのだろうか?と考えると「そんなはずはない」って単純になりますよね。
でも、この「空調問題」におけるリモートワークのメリット…レイさんの話を聞かなければ気が付かなかったかもしれないなぁ。

 

 

レイ:本当につらかったんですよ!だから今はすごい快適な環境で仕事ができています。
リモートワークのメリットってそういうところにもあったりすると思うんですよね。
ぎぶそんはどんなメリットがありました?

ぎぶそん:うーん、やっぱり天候とか通勤のトラブルで仕事が左右されないっていうことも大きいのかなぁ。さっきの会社に辿り着くまで6、7時間掛かったって話もそうですが(苦笑)。

レイ:通勤があるか?ないか?は、すごく大きいですよね。

ぎぶそん:通勤という部分では、昔、納期が重なって詰まってたり、仕事が過多な時とかは「家に帰らない」もしくは「会社に行かない」という状況に陥ることも多々あって(苦笑)。通勤にかける時間の猶予もないという、結構究極な状況ではありましたけど。「自宅出張おつかれさん!」とか言われたり(笑)。でも、それって「通勤しない=効率が良い」って言う判断をして選択したことでもありますからね。

レイ:もう、忙しすぎて家に仕事を持ち込むという感覚?

ぎぶそん:そんな感じです。あんま良い事ではないとは思うんですが…。

レイ:ぎぶそんは、スマイルミッションに入るまで、リモートワークの経験はありましたか?

ぎぶそん:うん。元々、経験はありましたよ。フリーで仕事をしていた時期もありましたし。あ、でもそれはリモートというか、そもそも職場が自宅になるので、ちょっと意味が違いますね。
あ、あと、コロナとは関係ないんですが、ここ数年はリモートワークにせよフリー活動にせよ、在宅勤務以外の働き方という選択肢は、僕自身としては考えていませんでした。

レイ:それはどうして??

ぎぶそん:うち、犬がいまして。その犬がまだ小さかった頃、身体面でも精神面でもちょっと色々と問題を抱えてしまっていた仔だったもんで。だから、何か異変が起きてもすぐに気づくことのできる環境を備えておく必要、つまり、仕事と犬育てを両立できる働き方の選択をするというのが、自分のすべき最優先のことでした。その選択肢のひとつが在宅勤務。だから、僕にとっての大きなメリットと言うとそこですね。何よりもそこが大きいかなぁ。うーん。
こうして「育てながら働く」ことを経験すると、リモートワークという働き方は「子育て」と「仕事」を両立させるための方法として、とても重要な役割を担っているんじゃないか?ということを、よりリアルに感じました。僕の場合、子育てとはちょっとカタチが違うかもしれませんが。

レイ:私も、お子様がいる方にとっての働き方としてリモートワークって良いじゃないかと思っていて。うちの会社でもお母さんをしながら働いているメンバーがいるじゃないですか?それこそ、話を聞いてみたいなぁと。

ぎぶそん:今、「子ども・子育て支援」について国をあげて取り組んでいるじゃないですか?こないだニュースで聞いたけど “子どもが3歳になるまでは、在宅勤務できる仕組みとすることを企業の努力義務にする” って検討もしているみたいですよ。
メリットとデメリット、もちろん人によっては仕事に集中できないって声もあるだろうし、在宅では対応できない職種のお仕事もあるから一概には言えないけれど、少子化の大きな原因として「仕事」と「お金」、そして「女性への家事育児の負担」についての問題が挙げられているし、実情として出産を機に退職という道を選ばざるを得なかったという方がとても多いわけじゃないですか?育休期間が終われば子育ても終わりというものではないですので、それからの「働き方」の部分の方が大事なのでは?とも思います。

レイ:それこそ、もう夏休みが始まるじゃないですか?夏休み中はお子さんが家にいると思うんですよ。その期間、給食がなくてもお昼休みにご飯を一緒に食べれますし、何より目が届くところにいれるのは安心だと思います。夏休みは特に長いので。

ぎぶそん:うらやましいですよね。。

レイ:笑。

ぎぶそん:いいなぁ。。夏休み。。

レイ:そうすよね。。一ヶ月くらい休みほしいですよね。。

ぎぶそん:ほしい。。笑。

 

 

レイ:ペットがいる方もそうですし、お子様がいる方にとってもメリットはある働き方だと思います。

ぎぶそん:うん。そこは、僕にとってはメリットでしたね。だけど、さっきも触れましたけど、ペットがいる方、お子様がいる方にしても、在宅勤務が逆にデメリットと感じる人もいると思う。例えば「うるさい」とか「集中できない」とか。犬でも活発な仔や、かまってアピールが強い仔もいると思いますし。うちのは、基本、後ろでイビキかきながらずーっと寝ていますが(笑)。
洗濯物のお話にしても、「仕事中は家事と完全に切り離したい」という考えの人も勿論いらっしゃると思いますよね。

レイ:うん。「人それぞれ」ってところになりますよね。だから、もっと選べる環境へと進むのが良いと思います。選択できるというのが大事になってくるのかなと。
「出勤しないと、家だともう…集中力がもたない!」って人は出勤型の仕事を選んで、リモートワークの方が仕事が捗る、向いているという人はリモートワークを選ぶといった感じに。
でも、群馬県でフルリモートの体制をとっている会社って、実際まだそんなに多くないんじゃないかな?って思うんですよ。私の周りではあまり聞かなくて。
東京や埼玉に住んでいる友達は、リモートで働いている人が結構いるんですけど。

ぎぶそん:僕の周りは、もちろん職種にもよるので全部ひっくるめてって話ではないですけど、同系の職業の友達の過半数以上はリモートワークや、フリーランスで自宅を拠点にしてるって感じかなぁ。
東京は会社の数も多いから、その分選択肢も多くなっているってことはあるかもしれないですけど、でも、拠点間の距離があったり、車通勤の比率が高い地域の方が、リモートワークが向いている気がしないでもない感じも。

レイ:朝の渋滞、車が動かない…とか

ぎぶそん:笑。でも、東京は東京で通勤ラッシュが凄まじかったりってのがあるから、そこはどっちもどっちなのかなぁ。

 

 

ぎぶそん:ここまでは、生活面におけるリモートワークのメリットについて話してきましたが、思いのほか社会問題に切り込んだりもしましたが(笑)今度は、例えば効率性とか仕事の品質だったり、業務の場面でのメリットについてを話していきましょうか?
レイさんとはプロジェクトで関わったりって場面が結構あるけど、所属班が違うこともあるからメリット・デメリットにも違いがあるのかなぁ?って。

レイ:は~い

 

次回へつづく!

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